AI生存戦略で今すぐやるべきことに、学んだことをアウトプットせよと話しました。まだ、読んでない方はぜひこちら⇩から読んでみてください。

上記では、学んだことをアウトプットせよと述べましたが、なぜそれが必要で、どうすればアウトプット習慣が身につくのか具体的な行動アクションは述べていませんでした。
そこで、今回は、精神科医・樺沢紫苑氏(かばさわしおん)のベストセラー『アウトプット大全』の内容を参考に、僕自身の経験も交えながらアウトプット習慣を身につけるための具体的なアクションを徹底的に解説したいと思います。
この読者の対象者は以下になります。
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AIの進化に遅れたくない人
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インプットオタク
- アウトプット習慣を身に付けたい人
なぜ今、アウトプットが重要なのか?
今、僕たちはまさに「AI戦国時代」を生きています。
AIの進化は、私たちの生活、働き方、そして社会のあり方を根底から変えようとしています。
そして、AIは、情報生成、タスク自動化、意思決定支援など、多岐にわたる領域で人間の能力を拡張し、あるいは代替し始めています。
このような環境下で、個人が自らの価値を高め、社会に貢献し続けるためには、従来の情報処理のあり方からの転換、すなわち「アウトプット」を中心とした活動へのシフトが不可欠になると考えています。
『ただ情報を消費する人間と情報を取得しそれを発信する人間の間には大きな差が生まれる』
重要なのは、AIを「使う側」に回り、積極的にアウトプットすることで、自らの価値を高めていくことです。
AIが飽和状態の情報環境を作り出す中で、人間独自の価値は、批判的思考、創造性、倫理的判断、共感といった、AIには(現時点では)真似のできない高度な認知能力や人間的資質の発揮によって示される 。
そして、これらの能力は、具体的な「アウトプット」を通じて初めて具現化され、他者に認識され、評価される。つまり、アウトプットは、AI時代における人間の存在証明そのものと言えるかもしれない。
これらの考え方をパーソナルブランドエクイティ(PBE)と呼ばれたりもしています。最近、話題の考え方なので知っておくと良いと思います。
PBEは、それ自体が金融資産ではないものの、収入や機会を生み出す能力を大幅に向上させる「メタ資産」として機能する 。
強力なPBEは、市場における個人の価値を高め、より良い契約やパートナーシップにつながり、結果として資産に転換するためのより高い収入ポテンシャルをもたらします。
じゃあ、どうやってアウトプットすればいいのか?
具体的に何をすればいいのか?
これらについて詳しく解説してくれる本がこの『アウトプット大全』になります。
『アウトプット大全』は、樺沢紫苑氏によって書かれた、アウトプットの重要性と具体的な方法を解説した書籍です。
樺沢紫苑氏はスーパーアウトプットマンです。具体的には下記アウトプットを行っています。
- 「メールマガジン毎日発行13年」
- 「Facebook毎日更新8年」
- 「YouTube毎日更新5年」
- 「毎日3時間以上の執筆活動11年」
この方がアウトプットの方法を解説してくれているのだから、信じて実践するのが最適な手段だと思いませんか。
本書では、アウトプットとは「話す」「書く」「行動する」という能動的な活動を指し、これらの活動を通じて、学びを結果に変え、自己成長を加速させるための80ものテクニックが紹介されています。
僕がアウトプットに目覚めたきっかけ
僕自身がこのアウトプット大全に出会ってどう変わったのか。
僕自身、元々はインプットばかりの人間でした。
大学時代は、数学やプログラミングに没頭し、知識を詰め込むことに満足していました。
しかし、社会人になりアウトプットのないやつは評価されないことに気づき、アウトプットの重要性を痛感しました。アウトプットを意識することで下記のような様々なスキルを身につけられたと感じています。
- 情報を整理し、分かりやすく伝える力
- 視聴者の反応から学び、改善する力
- 継続的に自分の意思や考えを発信することで、信頼を獲得する力
具体的に何をすればいいのか?
では、具体的にどのようなアウトプットをすれば良いのでしょうか?
『アウトプット大全』の内容を参考に、AI戦国時代におすすめのアウトプットを3つ紹介します。
情報発信
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- XやThreadsで今日学んだことをまとめる
- note、ブログなどで学んだことを体系化させて発信する
- YouTubeで10min程度の動画で良いので、動画構成から資料作成まで行ってみる
XやThreadsで今日学んだことをまとめる
僕が実際にポストしたものにはなりますが、ふと20歳から投資を始めた場合と30歳から投資を始めた場合でどのくらい資産額が変わるのか気になったためシミュレーションを作成してみました。この内容をわかりやすく簡単にまとめて、Xへポストしてみました。
ポスト:https://x.com/TechMoney191260/status/1902136599384879147/photo/1
最初はこんな感じで、「簡単にまとめる」くらいで十分アウトプットになると思います
初めの頃は『誰にも見られない』ので、投稿する気が失せるかもしれません。
ただ、最初は自己満で良いと思います。
ここで重要なのが、AIの力を存分に活用してまとめることです。自分の考えをまとめることや簡単な資料作成はAIに任せましょう。これにより、発信への負担は軽減されます。結果的に、発信の継続につながります。
ポストの例で言うと、グラフはclaudeというAIツールで作成しました。
claudeの詳しい使い方は、下記記事に書いておりますのでご参照ください。

この投稿のおかげで自分は早めに投資することの重要性に気づけましたし、このグラフを思い出して継続的に投資をすることもできるようになりました。
最初は『自己満でOK』
note、ブログなどで学んだことを体系化させて発信する
ブログ記事はまさに今みなさんが見てるものがそうですね。
Xでの投稿に慣れてきたら、ブログやnoteで体系的な情報にまとめて発信してみましょう。
という僕も体系的にまとめられてはいませんが、記事を書いているうちに少しずつではありますが、要点を整理する思考が身についてきたと感じています。
記事を作成する上で意識しているのは5W1Hの中の4つになります。
AI時代に生き残るための最強習慣という記事を書いた時に考えていたことは以下になります。

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Who(誰に):資産運用と健康習慣を両立させたい方
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What(何を):AI時代に生き残るための最強習慣
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Why(なぜ):AI時代には健康習慣スキルが必須になると確信している
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How(どのように):図解+資料+動画
YouTube動画を投稿してみる
ブログ投稿に慣れてきたら、動画を投稿してみましょう。
といっても、僕はyoutube超初心者なので良いアドバイスはできませんが、
僕がやっていることは基本的に以下4つの流れになります。
- 動画構成作成
- 資料作成
- 撮影
- 編集
動画構成の作成と資料作成に1番時間がかかります。
エンジニアという職業がら資料作成には慣れていないためまだまだ時間がかかってしまいます。
AI創造
- AIを使ってみる.
- 新しいアイデアやサービスを考えてみる。
- AIを使ったツールやアプリを開発してみる。
AIを使ってみる
AIの活用方法の詳しい内容はAI戦国時代を生き残る方法【AI活用編】でも話していますが、いろんな種類のAIツールが出回っています。
まずはそれを触ってみましょう。

AIでできることとは、
資料作成 / 情報整理 / 図解 / 画像生成 / webページ作成
などなど無数に存在します。
まずは触ってみて、具体的にどんなことができるのか(資料作成といってもどこまでの資料が作成できるのかなど)
実際に触ってみないとわからないことが多いです。とにかくAIに触れて、できることを自分の頭にinputしましょう。
新しいアイデアやサービスを考えてみる
AIを使って何ができるか把握できたら、次はアウトプットしていきましょう。
アイデアを考える際はAIと対話しながらどんなアイデアなら利用者が増えるのか?
競合はいないのか?
などなどAIと対話して新しいサービスを考えるようにしています。
おすすめなのが、gemeni のdeep researchです。大量のサイトから情報を収集して資料にまとめてくれるのでアイデアや競合サーチ時に便利です。
AIを使ったアプリを開発
上で考えていたアイデアとは異なりますが
資産運用レポートをわかりやすくまとめるためのアプリを開発してみました。
使ったのはv0というAIツールで、ほとんどAIツールに開発してもらいました。
AIアプリを開発した後は、『ユーザーに使ってもらう』
ですが、ここはかなりハードルが高く非エンジニアの方には難しいと思います。
ここの具体的な方法は別途お話ししようかなと思います。
アウトプットを継続するためのコツ
樺沢氏は、行動を継続するための秘訣として、まず5分だけでも始めてみること(作業興奮を促す)、楽しみながら実行すること(楽しさはドーパミン分泌を促し、記憶力とモチベーションを高める)、大きな目標を達成可能な小さなステップに分割すること 、そして進捗を記録し、達成したら自分にご褒美を与えることなどを挙げています。
これらの推奨行為に加えて、僕がアウトプットを継続する上で重要だと思う内容も交えて紹介します。
音声メモを活用する
アウトプットの難易度を格段に下げられる
思考の断片やアイデアがふと頭に浮かんだ時、すぐに記録できる音声メモは非常に強力なツールです。キーボードを叩く手間なく、瞬時にメモを残せるため、思考の流れを妨げません。
近年の音声認識AIの精度は目覚ましく、私の場合は「command + P」で音声入力を起動できるように設定したり、iPhoneの音声入力機能を頻繁に活用しています。特に散歩中など、両手が塞がっている状況ではその有効性を強く実感します。
情報をすぐにまとめられるようにしておく
情報が溢れる現代において、インプット量の増加に伴い、アウトプットの機会も増えます。アウトプットの過程で、改めて情報を整理する必要が生じますが、その際に「どこに情報をまとめるべきか」を瞬時に判断できるようにしておくことが重要です。
私は、一時的なメモにはGoogle Keep、ある程度まとまった情報や構造化したい情報にはNotionというように、用途に合わせてツールを使い分けています。音声でサッとメモしたい場合はKeep、情報を整理して構造化したい場合はNotion、といった具合です。
google keep
notion
目標設定
毎月、「何をインプットし、その結果として何を発信するのか」という具体的な目標を設定しています。このような目標設定があることで、日々の情報発信の方向性が定まり、継続するモチベーションを維持できます。さらに重要なのは、目標を達成した際には、意識的に自分にご褒美を与えることです。小さな達成感の積み重ねが、次のアウトプットへの意欲を高めます。
決まった時間にアウトプットする
何かを習慣化する上で、最も重要な要素の一つが「決まった時間に実行する」ということです。これは、ジム通いなど他の習慣形成にも共通して言えることです。例えば、私は毎朝決まった時間にジムに行くことを習慣にしています。同様に、アウトプットも毎朝決まった時間に情報発信する、と決めておくことで、それが日々のルーティンに組み込まれ、継続へと繋がります。
コミュニティや仲間を作る
一人で目標を達成することは困難な場合が多いです。もし同じ目標を持つ仲間がいれば、共にアウトプットに取り組むことが理想的です。もしそういった仲間が見当たらない場合は、SNSなどでコミュニティを探したり、親しい友人にアウトプットしたい意思を伝え、話を聞いてもらうだけでも大きな支えになります。誰かと繋がることで、モチベーションを維持しやすくなり、新たな視点や刺激を得ることもできます。
AI戦国時代を生き抜くために
AI戦国時代は、誰にとってもチャンスに溢れています。
AIを恐れるのではなく、積極的に活用し、アウトプットすることで、あなた自身の可能性を最大限に引き出しましょう。
僕も、皆さんと一緒に、AI戦国時代を生き抜いていきたいと思います。
これからも、テックマネーをよろしくお願いします!
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